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一般NISAとつみたてNISAどっちを選択したらいいの?デメリットを知って選択を

2020年10月23日

 

2024年より、新NISAがスタートいたしました。新NISAの概要はこちらをお読みください。

☟新NISA概要

https://morietsuko.tym-tokyo.co.jp/2024/03/13/blog-53/

 

 

 

一般NISAとつみたてNISAのどちらを選択したらいいか迷いますね。一般NISAとつみたてNISAどちらを選んだらいいかは、投資スタイルで変わってきます。

 

投資信託の長期的な積み立てを考えている場合はつみたてNISAを選択、それ以外の場合は一般NISAと考えています。一般NISAにはデメリットと思える部分があるので、それを理解して利用することも大切です。

 

NISA口座とは?

まずNISAとは何か?ですが、投資信託や株などの売買益や分配金等(配当金は株式数比例分配方式)が非課税になる口座のことです。

 

本来は利益が出ると、その一部を税金として納付します。けれどNISA口座では非課税となり、利益をまるまる受け取ることができます。確定申告も不要です。

 

源泉徴収の税率20.315%が0(ゼロ)になるのですから嬉しいですね!そのため積極的に使いたい口座です。

 

NISA口座は2種類ありますが、年にどちらかしか開設できません。その年に使えるのはどちらか一方なので選ぶ必要があり、ここで迷ってしまう方が多いのです。(実際には3種類ですが、一つは20歳未満対象のジュニアNISAなので大人は対象外です。)

 

証券口座開設時にあわせてNISA口座が開設できます。証券口座開設時にNISA口座も設定しておくと面倒がありませんね。あらかじめ一般NISAか、つみたてNISAか決めておくとスムーズです。

 

とは言え、ネット証券開設後に改めて設定することもできますし、一般からつみたて(その逆も可)の変更も可能です。

 

一般NISAとつみたてNISAの特徴

一般NISAとつみたてNISAそれぞれの特徴をお伝えしますね。

 

こちらは2023年までの制度です。2024年から「新しいNISA」に変わります。

 

↓2024年からの「新しいNISA」概要

https://morietsuko.tym-tokyo.co.jp/2023/04/27/blog-51/

 

*一般NISA

・非課税限度額は年間120万円、期間5年。

・購入できるもの:株式、投資信託、外国株、ETF、REIT

・ロールオーバーできる

デメリット

・課税口座との損益通算ができない

・課税口座移管は移管した日の価格が買い取り価格とみなされる。

 

 

*つみたてNISA

・非課税限度額は年間40万円、期間20年。

・購入できるもの:投資信託、ETF

デメリット

・年間の枠が40万と少ない

・ロールオーバーできない

 

また、両NISAに共通するデメリットがあります。

・非課税枠の再利用はできない。

・枠は翌年に繰り越せない

 

分かりづらいので、NISAを簡単な言葉で表してみます。

・一般NISAは太く短く、いろいろな金融商品を購入できる。

・つみたてNISAは細く長く、低リスクの商品を積み立てで購入できる。

 

こんな感じでしょうか?

 

つみたてNISAを優先させる理由

冒頭で投資信託の長期的な積み立てを考えている場合は積み立てNISAを選択、それ以外の場合は一般NISAとお伝えしました。その理由をお話ししますね。

 

 

税金というのは配当や売却益など、増えた分の一部を納付します。増えていなかったら納付する必要はありません。これが大前提です。

 

 

増える可能性が一番高いのは、投資信託を長期運用した場合と考えています。なのでこれを最優先にし、つみたてNISAで投資信託を購入します。それに、つみたてNISAはルールが分かりやすくシンプルです。年間40万、月にして33,333円積み立てて長期保有すればいいのですから。

 

 

つみたてNISAで投資信託を買うと、株はNISA口座を使えないので特定口座で売買します。非課税枠など気にせず、自分が思ったタイミングで売却する方が売り時を逃さないとも思っています。

 

 

つみたてで投資信託の購入を考えていない場合は一般NISAを選択しますが、一般NISAのデメリットを理解して利用しましょう。

 

一般NISAのデメリット

・購入した株などが値下がりした場合、課税口座との損益通算はできない。繰り越し控除もできない。

・ロールオーバー後の時価が取得価格とみなされる

 

 

デメリットもありますが、株の配当金や売却益が非課税になる口座は貴重です。長期保有が目的の株や、値上がりが期待できるIPO(新規公開株)などに利用されています。

まとめ

NISA口座をネット証券で口座開設する時に、一般NISAとつみたてNISAのどっちを選択したらいいのか迷ったときは、ご自分の運用スタイルを考えてみてください。

 

投資信託の長期的な積み立てを考えている場合はつみたてNISAを選択、それ以外の場合は一般NISAを選択するのがいいでしょう。

 

また、2024年からNISA制度が新しくなります。

 

より活用しやすくなりますので、NISA口座を賢く利用して、資産を大きく増やしていってくださいね!

 

2024年より、新NISAがスタートいたしました。新NISAの概要はこちらをお読みください。

☟新NISA概要

https://morietsuko.tym-tokyo.co.jp/2024/03/13/blog-53/

 

 

☟NISA口座って、何だかよく分からないという場合はこちらをご覧ください。NISA口座をお財布に例えて説明しています。

https://youtu.be/odERxLBQ7WA

 

 

参考

ネット証券開設、一般口座と特定口座どっちを選択する?

ネット証券で口座開設、特定口座と一般口座どちらを選ぶ?

 

 

 

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森悦子

ファイナンシャルプランナー。 「何かやらないといけない、けど何から始めたらいいのか分からない」と思っている同世代の女性が、お金の知識を身に着け自分自身の老後資産を築けるようになってほしいとの想いで、N-1ゼミ®Womanを主宰する。 「低リスクの投資をしながら、優雅に過ごすシニアマダム」の育成を目指す。

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