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18歳で成人に。親としての心配ごと、契約などで困った時の相談先サイト

2022年3月30日

2022年4月1日に現在18歳19歳の子は成人となります。また今17歳の子は18歳の誕生日で成人となります。

 

明治時代に20歳成人になって以来、なんと140年振りの改定です。

 

今、18歳19歳の子は誕生日の区切りもなく2022年4月1日に、いきなり成人になってしまいます。

 

生まれた時から20歳の誕生日で成人になると疑わなかった世代。

 

それが2018年の法改正で成人年齢が18歳に引き下げられ、つじつま合わせのように成人になります。そのため成人になった実感が湧きづらい世代になるかもしれません。

 

ここでは18歳成人でできること、できないこと。そして契約トラブル時の相談先のサイトを取り上げます。

 

18歳成人でできること、できないこと

18歳で成人になってできることが増えます。

 

新しくできるようになることで気をつけないといけないのは、契約関係です。保護者の同意が無くても契約できるようになります。

 

契約とは携帯電話、クレジットカード、賃貸契約などです。高額商品をローンを利用して購入することもできます。

 

例えばクレジットカード会社では、18歳成人でも保護者の同意を求める会社がある一方、一人でクレジットカードが作れてしまう会社もあります。企業によって新成人を見守る対応がまちまちです。

 

また金融機関なども出金の際は本人の意思確認が必要です。

 

該当するお子さんのいるご家庭は、18歳成人でできることできないことを確認してみてはいかがでしょうか?

 

政府広報オンラインがあります。

 

政府広報オンライン

政府の広報から、成人年齢引き下げで変わること変わらないことが一覧で分かるようになっています。

https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201808/2.html

 

この政府広報オンラインでは、18歳からできるようになることとして以下のことが書いてあります。

携帯電話、クレジットカード、賃貸などの契約。高額商品をローンを利用して購入することもできる。

 

また、親権に服さなくなるため、自分の住む場所、進学や就職などの進路も自分の意思で決定できるようになる。

 

さらに、10年有効のパスポートを取得、公認会計士や司法書士、行政書士などの資格を取得することもできるようになる。

 

18歳成人になってもできないことも書いてあります。

競馬などの公営競技に関する年齢制限は、これまでと変わらず20歳。健康面への影響や非行防止、青少年保護等の観点から、現状維持となっているとのこと。

 

そして飲酒、喫煙も20歳からです。

 

飲酒喫煙が20歳からなのはホッとしますが、18歳で成人なのに、20歳までダメなものがあるというのも分かりづらいですね。

 

契約トラブルの相談先

親としては、あらぬ契約をさせられてしまったら…という心配があるのではないでしょうか?

 

成人年齢が20歳の時は、18歳であれば未成年として守れた我が子。民法の改正で成人が2年早くなったため保護者としても心配がついて回るかもしれません。

 

契約トラブル時の相談先も知っておきましょう。

 

国民生活センター

消費者トラブルがまとめられています。

 

まだ社会経験が少ない子供たちです、事例が分かることで被害を未然に防げるかもしれません。

 

https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20220228_1.html

 

 

消費者庁

トラブルに巻き込まれないに越したことはないですが、起きてしまった後に相談できる場所があります。

 

困った時は一人で悩まず相談ください→局番なしの188(イヤヤ)

https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/hotline/

 

 

消費者庁では「18歳から大人」というツイッターアカウントで契約に関することなどを注意喚起しています。

https://twitter.com/caa_18sai_otona/status/1509434457899499520?s=20&t=1BwvpJpfxnTbKqLWp4zcQw

 

 

家庭で話題にすることも大切

高校性の場合は学校で話題に上がる機会があるかもしれません。朝礼や授業で18歳成人の話しをしてくれているでしょう。

 

けれど大学生や社会人の場合は、学校や職場で取り上げられる可能性が低いと考えられます。

 

そのため家庭での対策も必要になると思っています。すぐに取り掛かれる対策は親子で18歳成人、契約について話題にすることです。

 

とは言え、成人年齢の子供。親の言うことを素直に聞いてくれるか分かりませんね。

 

家族LINEなどに、消費者庁の「18歳から大人」ツイートを貼ってみる、など少し遠回しに伝える工夫も必要かもしれません。

 

その際に大事なことは、ある程度、継続して子供に伝え続けることです。一度、契約には気をつけてと言ったからおしまいとならないようにしたいものです。

 

また心配は尽きませんが、過干渉にならないよう子供のことを信じて、少し離れたところからどっしりと見守ることも大事でしょう。

 

難しいかもしれませんが、信頼する気持ちが我が子に伝わり、成人の自覚になってくれると考えます。

 

私たちは、親の世代も、そのまた親の世代も経験したことの無い、18歳で成人する子の親という役割を担うことになりました。

 

戸惑う気持ちもありますが、子供が不安にならないよう、先ずは落ち着いて子供の成人を祝いましょう。

 

まとめ

今18歳19歳の子は、2022年4月1日に成人となります。また今17歳の子は18歳の誕生日で成人となります。

 

18歳成人で気をつけないといけないのは、契約関係です。保護者の同意が無くても契約できるようになります。

 

また、飲酒や喫煙は従来通りの20歳からです、18歳成人と言っても、引き続き20歳にならないとできないことがあります。

 

今年は多くの子供が成人になります。あってはならないですが、契約トラブル時の相談先も知っておきましょう。

 

トラブルに巻き込まれないためには、先ずは親子で18歳成人を話題に出すことです。

 

心配は尽きませんが、過干渉にならないよう子供のことを信じて見守っていきましょう。

 

 

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森悦子

ファイナンシャルプランナー。 「何かやらないといけない、けど何から始めたらいいのか分からない」と思っている同世代の女性が、お金の知識を身に着け自分自身の老後資産を築けるようになってほしいとの想いで、N-1ゼミ®Womanを主宰する。 「低リスクの投資をしながら、優雅に過ごすシニアマダム」の育成を目指す。

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