配当金や株主優待を目的とする株購入は、長期で保有することでリスクが軽減されます。
また優待品が届く楽しみは女性に合っているので、資産形成に取り入れたい投資です。
株主優待株に興味があるけどよく分からないというお声もよく聞きます。
株主優待株はいつ買ったらいいのか、優待品はいつ貰えるのかお伝えしますね。
いつ買ったらいいの?優待品はいつ貰えるの?
配当や優待を得るには、その会社の決算月の最終日(権利確定日)に株を持っている人が対象になります。
決算近くになって株を買う時は「権利付き最終日」という日にちが重要になります。
また、配当や優待品は決算の数か月後に届きます。例えば3月決算の会社だと6月頃になります。
聴きなれない言葉で分かりづらく感じるかもしれませんが、慣れてくるので大丈夫ですよ!
配当金と株主優待は違うの?
株主優待株のお話しをする前に、配当金と株主優待の違いをご説明しますね。
配当金
配当金とは、会社が出た利益の一部を株主に支払うお金です。事業が上手くいったお礼として株主に還元します。
配当金などは業績が良くなければ支払われません。また業績が良くても、実施していない会社もあります。
例えば米国企業の「アマゾン」は、業績好調ですが配当は出していません。利益は設備投資に使って会社をさらに大きくしていきます。経営陣の判断が、株価を上げることで株主に還元するという考えなんですね。
株主優待
利益の一部を自社商品や割引券、クオカードなどで株主に還元します。
株を買ってもらうのは、会社にとっては資金調達です。株主優待を魅力あるものにして株を買ってもらう、長く株主でいてもらうなどの会社側の狙いがあります。
配当金と株主優待が混乱するかもしれませんが、株主に還元するものとして「お金の場合は配当金」「物の場合は優待」と呼ばれます。
どちらも株主に還元されるものですが、基本的に株主への還元は配当金で行われ、優待品はおまけのようなものです。
配当金と株主優待どちらもある、株主にとってとてもありがたい会社もあります。
株主優待株はどうやって探す?
優待品は自社商品だったりクオカードだったり内容は様々ですが、優待銘柄探しは楽しいものです。
株主優待株を探す場合は、ネット証券サイトでも調べられますし、株主優待の専門サイトもあります。
サイトがまとまっていて見やすいのでご紹介しますね。商品の写真も載っているので分かりやすいです。
やさしい株主優待&配当
みんかぶ
株主優待株を選ぶときに気を付ける事
株主優待株を選ぶときに気をつけることがあります。それは優待内容だけでなく、企業の業績もしっかり見ることです。
どんなに優待が良くても、業績が悪く株価がどんどん下がっていってしまっては本末転倒です。
優待銘柄を選ぶときは以下のことに気を付けます。
・優待の権利が得られる条件を確認する
300株からとか、1年以上保持など条件がある場合があります。
・利回りが高すぎる場合は注意する
業績が悪く株価が下がったため、利回りが高くなっている場合があります。
・株価が高すぎる株はやめておく
あくまで優待品狙いならば、高すぎる株を選んでもあまりメリットがありません。株価と優待品は比例しません。
・改悪もあると心得る
業績が悪くなると配当や優待は減ったり無くなったりします。
お勧めの株主優待株、我が家の場合
我が家は夫婦それぞれ株を持っているので、適度に株主優待の恩恵を受けています。
個人的に好きなのは、カタログで商品を選べる優待(KDDIやスクロール)、割引優待(JR東日本や伊勢丹)です。
イオンはお買いもの金額に応じたキャッシュバックがありますし、クオカードが貰える優待があります。
ただ、株主優待が人気だったJTやオリックスは優待廃止が発表されています。
優待の突然の廃止もあると心得ておく必要があります。
ふだん使わないところの商品は却ってストレスに感じることもあるので、何でもかんでも優待株という考えではありませんが、使わない優待券を金券ショップなどに持っていく方もいます。
せっかく貰える優待ですから、賢く利用したいですね。
株主優待株はいつ買ったらいいのか?
配当金や株主優待ですが、株を買ったらすぐに貰えるものではありません。
配当や優待を得るには、その会社の決算月の最終日(権利確定日)に株を持っている人が対象になります。
少しややこしいですね。けれどここは大事なところです。1日違うだけで優待が貰えなくなってしまいます。
配当金や優待品は「権利付き最終日」までにその会社の株を買っていないと貰えません。
そのため、配当金や優待品を貰うために株を買う場合は「権利付き最終日」という日にちが重要になります。
株の購入には約定日と受渡日があります。
「権利付き最終日」までに約定(買う)すると、権利確定日が受渡日になり、決算月内の株主と認められます。株主と認められることで配当などを貰える権利が発生します。
気を付けないといけないのは「権利付き最終日」です。権利付き最終日の翌日「権利落ち日」に株を買っても、その期の配当などはもらえません。
一日の違いですが、決算月のこの一日は大違いです。
権利付き最終日などは月により日にちが変わるので、サイトのカレンダーを参考にすると安心です。
みんかぶカレンダー
https://minkabu.jp/yutai/column/calendar
株主優待品はいつ届く?
株主優待は、その会社の「決算月の最終日」に株を持っている株主に付与されます。
少し違う言い方もしてみますね。「権利付き最終日」までに株を買った株主さんが、株主優待を貰う権利があります。
配当や優待品は、決算又は中間決算から数か月後に届きます。3月決算の会社だと6月頃です。
日本は3月決算の会社が圧倒的に多いので、何社もの株を持っている人であれば、6月頃に株主関連の書類と優待品がたくさん届くことになります。
証券会社で株を買った後、配当や優待品を貰うための手続きは特に必要ありません。
株主になった会社に、事前に住所などを知らせなくても郵送物が届きますので、優待品が届くのを楽しみに待ちましょう(^^)
ちなみに配当金は、証券会社の口座に振り込まれます。
株主優待の特長として、一度株主になると配当や優待の権利がずっとあることがあげられます。
その会社が配当や優待を出し続ける限り、追加料金も会費も払わず貰うことができます。株主の存在はすごいですよね。
まとめ
株主還元には配当金と株主優待があります。
配当金や株主優待を目的とする株購入は、インカムゲインがあるため長期で保有することでリスクが軽減されます。
優待品が届く楽しみは女性に合っていると思うので、株主優待株は資産形成に取り入れやすい投資です。
食品や化粧品など、普段使っている会社の商品を株主優待として送ってくれるのであれば、こんなに嬉しいことはないですね。
配当や優待品は決算の数か月後に届きます。例えば3月決算の会社だと6月頃になります。
配当や優待を得るには、その会社の決算月の最終日(権利確定日)に株を持っている人が対象になります。決算近くになって株を買う時は「権利付き最終日」という日にちが重要になります。
お気に入りの銘柄を探して、資産形成と優待品どちらも楽しんでくださいね!
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