2022年の全国旅行支援や2021までのgotoトラベルは旅行業界に直接補助金を渡すのではなく、なぜ旅行を割引するのか気になりませんか?
全国旅行支援やgotoトラベルにする理由は、レバレッジ効果を利用し、経済効果をより大きくしたいからです。
レバレッジとは?
レバレッジという言葉は聞いたことがあると思います。小さな力で大きなものを動かすことで、イメージするものは「てこの原理」です。
金融の世界でも、このレバレッジは使われています。例えばFXです。少ない資金を証拠金として預け、何倍もの金額を取引します。
不動産投資もそうです。不動産を買うために頭金を払い、その何倍ものお金を借ります。返済はその不動産を貸した賃料から返済します。
小さなものを元手に、大きく動かしていますね。
2020年のgotoトラベルのレバレッジ効果を試算
gotoトラベルもレバレッジを効かして経済効果を期待する政策です。
gotoトラベルは国が50%補助して、キャンペーン利用者も50%支払うとなっていました。
例えば、国が50%の1万円を負担して、利用者も50%の1万円出して旅行に行くと、旅行会社に2万円の売り上げが上がります。
国が1万円を補助金として、そのまま旅行会社に渡すより、gotoトラベルにした方が、旅行会社に倍以上の売り上げをもたらすことができるのです。
旅行者も通常の半額で旅行に行けるのですから、喜んでお金を出しますね。
つまりwin-win-winの経済効果です。
gotoトラベル、2020年は破格の予算でした
gotoトラベル、gotoイートなどを含めたgotoキャンペーン全体の予算は1.7兆円でした。
そのうちのgotoトラベルの予算は1兆円。途中で中止になってしまいましたが、予算(1兆円超)をすべて使ったら、観光業界は2兆円を超える売り上げになるはずでした。
gotoトラベルに似たキャンペーンで「東日本ふっこう割」というのがあったのですが、その予算は24.4億円。
25億弱と1.7兆円ですよ…。gotoキャンペーンは東日本ふっこう割のなんと680倍の予算。
2020年のgotoキャンペーンは破格の予算でした。
2022年は全国旅行支援という名に
2022年は10/11から全国旅行支援という名前でgotoトラベルと同じような支援が行われ割引率が40%です。
国の予算は約5,600億円、割引率が40%なので、予算をすべて使うと1兆4,000億の売り上げが上がることになります。
まとめ
全国旅行支援やgotoトラベルは、レバレッジ効果を利用し、経済効果をより大きくする政策です。
国が補助金として旅行会社に渡すより、旅行支援にした方が多くの売り上げをもたらすことができます。
経済対策としてレバレッジを効かすことは間違っていません。
全国旅行支援を利用することで利用者は安く旅行が楽しめ、観光地の経済の活性化も期待できます。大いに利用したいですね。
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