つみたてNISAが気になっていながら、実はもう2年経っている…という事はないでしょうか?
つみたてNISAとは、投資信託などを購入できる非課税口座で国が定めた制度です。
株や投資信託は売却して利益が出ると20.315%の税金を納めないといけません。けれど、つみたてNISA口座の場合、投資信託等を売却して利益が出ても税金を納める必要がありません。
そのため非課税口座であるつみたてNISAはお得な制度と言えます。
つみたてNISAがいいと聞いた、気になっていると思っているのであれば直ぐに初めて欲しいと思っています。
ここでは、口座を作ったならば、なるべく早く投資を始めた方がいい理由3つを書きますね。
投資やNISAに注目が集まる
ネット証券口座を開設したもののその先のやり方が分からず、運用開始できないまま口座を放置してしまっている方からの相談を受けています。
2020年、コロナ禍となりYouTubeなどで投資の発信を見かける機会が多くなりました。
・「ネット証券がいいらしい」「つみたてNISAがいいらしい」と聞き、ネット証券口座を開設したまではいいけれど、やり方が分からず放置してしまってる。
・貯蓄は銀行の預金だけ、だからつみたてNISAに興味がある。始めてみたいけど、どうしたらいいのか?で止まってしまっている。
どちらも決して珍し話ではありません。そして無理もないことです。
なぜなら、街にある証券会社でしたら商品選びから買付け注文まで、すべて営業マンがやってくれます。
けれど、ネット証券は本来なら営業マンがやってくれる商品選びも買付け注文も、すべて自分でやらないといけません。
そのため口座開設だけで止まってしまう人が出てしまいます。
なぜネット証券でつみたてNISAがいいのか?
それならわざわざネット証券でつみたてNISAをやらなくても、街の銀行や証券会社の店舗に行けばいいのでは?と思いますね。
ではなぜ、ネット証券でつみたてNISAを利用した方がいいのでしょうか?
ネット証券を利用すると、豊富な商品の中から手数料が安い投資信託を選ぶことができ、資産が増える可能性が高くなるからです。
街の金融機関に行ってしまうと、つみたてNISA口座で買える商品が数個くらいしかなかったり、顧客の希望ではなく金融機関が買ってほしい商品を勧められてしまったりします。
街の金融機関が買ってほしい商品とは、手数料が高い商品の場合が多くあります。
店舗の運営費、営業マンの人件費など、店舗経営にはネット証券には無い経費がたくさんかかっています。手数料収入が多く必要なのは想像できると思います。
そのため金融機関の店舗へ行くのではなく、ネット証券でつみたてNISAを利用して資産運用をするのがお勧めとなります。
つみたてNISAが気になっているなら、すぐ始めた方がいい理由
「つみたてNISAが気になっているけど、何も始めていない」「口座開設まではできたけれど放置してしまっている」という状態から脱却してほしいと思います。
なぜすぐ始めた方がいいのでしょうか?
つみたてNISAは日本の非課税制度です、そのためいくつも決まりごとがあります。この制度の特徴が、直ぐに始めた方がいい理由のうちの2つになります。
※つみたてNISAの詳細についてはここでは省きます。関連ブログをお読みください。
理由1.つみたてNISAは年間の利用額、投資可能期間が決まっている
つみたてNISAは年間の利用枠が40万円、投資可能期間が2042年までと決まっています。
1年間に最大40万、月で考えると33,333円の積み立て額が上限になります。また、つみたてNISAの制度は現在2042年までと決まっています。
2022年から積み立てを始めた場合は2022年に40万円、2023年に40万…と、2042年まで投資を続けると21年分、最大840万までが非課税口座で投資可能になります。
2022年に投資を始められなかった場合は、2022年の40万円分が非課税口座として使われないまま投資可能額が減ってしまいます。
2023年度からNISA口座を利用すると20年分の800万円までが投資可能金額になります。
つまりつみたてNISAの投資可能枠は、毎年40万ずつ減っていきます。
投資信託なので元本保証ではないですが、売却時に得た利益から税金を納めなくて済む非課税口座、利用できるならしっかり利用したいですね。
つみたてNISAを利用したいと思っているならば、早く始めて1年分でも多く非課税口座を活用してほしいと思うのが理由の1つめになります。
理由2.NISの制度が変更や廃止になる場合がある
NISA制度は2014年に一般NISAが非課税口座としてスタートしました。
その後ジュニアNISA、つみたてNISAが増え現在3種類ありますが、2024年度から内容が一部変わります。
つみたてNISAは変更ないですが、一般NISAは仕様変更、ジュニアNISAは廃止になります。
このように、制度が途中で変更になることが今後も考えられます。
2042年まであると思っていたつみたてNISAが無くなってしまったり、減額になったりする場合がないとは言い切れません。
国の制度はどの金融機関も従うことになりますから、金融機関を変えても解決もできません。
やはり早く始めた方が制度変更などがあっても非課税枠を有効に使えると考えられます。
最後の理由は、投資信託の性質によるものです。
理由3.ドルコスト平均法と長期投資でリスクを減らしたいから
投資は長期投資でリスクを減らすことができます。
つみたてNISAは名前の通り積み立てを前提とした非課税制度で、ドルコスト平均法を用いてリスクを減らす投資法が実現します。
ドルコスト平均法とは、定期的に同じ金額を同じ商品に投資することで、商品の価格が高い時には少量、安い時には多く購入し買い単価を均すことでリスクを軽減する投資法です。
早く始めた方がより長く運用でき、長期投資とドルコスト平均法でリスクを軽減し増やせる可能性が高まります。
ドルコスト平均法を用いて長期投資をするのであれば、相場のタイミングを計る必要があまりないと言えます。
まとめ
ネット証券口座を開設したものの、その先のやり方が分からないために運用開始できないまま、口座を放置してしまっている方がいます。
つみたてNISAを始めてみたいと思っているのですから、なるべく早く始めて欲しいと思っています。そう思う理由は3つあります。
・つみたてNISAは年間の利用枠が40万円、投資可能期間が2042年までと決まっていること
・NISA制度の変更や廃止がないとは言い切れないので、制度がある今のうちに利用しておく
・長期投資、ドルコスト平均法を利用するなら早く始めた方がより長期で分散が実現できるから
3つの理由から早く始めることで、資産が増える可能性が高まります。
今すぐ投資が始められなくても目先困ることはありません。なのでつい放置してしまいがちです。
けれど、NISAには制度の終了年度が決まっていますし、私たち50代は若い人たちより残された時間が多くありません。
投資に興味を持ったならば、少額からでいいので早めにスタートすることをお勧めします。
商品購入までもう一息です、ネット証券で積み立て投資をスタートしてください。積み立て投資が始められたら、後はほったらかしで大丈夫です。
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