東京証券取引所の見学ツアーに参加しました。証券取引所は少し敷居が高い気がしませんか?けれど行ってみたら、そんなことはなかったですよ。
小学生くらいの子供むけのアニメーションがあったり、古い株券や通信機器など、歴史を感じるものが展示してあったりと、子供も大人も楽しめるようになっていました。
意外にも、金運スポットや兜神社のお守りなど、金融のシステムとは対極のアナログな存在もあり、いくつもの顔を持つ東京らしい証券取引所だと思いました。
東京証券取引所見学のコロナ対策
東京証券取引所の見学は、コロナ禍の現在(2022年8月)自由見学はできませんが、案内付きツアーは開催しています。
しばらく中止になっていた「株式投資体験」も、案内付きツアーの後に体験ができます。
↓東京証券取引所の見学について
https://www.jpx.co.jp/learning/tour/arrows/index.html
入り口で警備員さんに予約メールを見せ館内に。
入ってすぐになんと!ゲート型の金属探知機が!厳重な雰囲気に、入っていいものか少し二の足を踏んでしまいました。
金属探知機はコロナ対策ではないですね。けれど考えてみたら、東京証券取引所でテロ行為や取引の妨害行為があったら世界中に影響が出てしまいます。厳重な警備が必要なことに納得です。
証券史料ホールは見どころがたくさん
無事、怪しいものでないと認められホッ。ツアー開始まで少し時間があったので証券史料ホールを見学することにしました。
ここは小さなスペースながら見どころがたくさんあります。
展示品は古い株券や場電という証券会社の専用電話など興味深いものばかり。
↑東京ガスの株券
↑場電という証券会社専用の電話
今は株券も株取引も、お金だってネット上でやり取りする時代で、ただ数字だけが動いているように感じます。
展示品を見ていると、元々は実体のある取引が行われていたと感じられます。
取引所内も同じです。今はガラス張りでスマートな館内(2000年5月開場)ですが、取引のコンピュータ化以前は、同じ場所で人手による立会取引が行われていました。
上の写真と下の写真、天井のデザインが同じですね。
人出による立会取引とはこの状態です。
立ち合い閉場の日
証券取引所の見学としては、人が介して取引しているのを見る方が活気があったかもしれません。
東京証券取引所にも金運スポットがあります!
正面玄関の内側が金運スポットです!天井もきれい。
正面玄関の内側
東京証券取引所の正面玄関は、実は日本橋から離れた鎧橋のすぐ横、やや人気の少ない側にあります。
この場所はJPXの社員さんと見学者だけしか来られない場所だそうですよ。
この位置に正面玄関を作ったのは、金運にいいとされる辰巳の方向だからだそうです。天井は辰巳の方向から扇型に広がっています。
現在の東京証券取引所本館が竣工されたのは1988年(昭和63年)、バブルに向かって活気づいている時で日本が一番!と誇りに思えていたころ。
バブルを超すことができない、日本の市場30年の歴史を想うと胸が痛みます。
チッカー
会社名と株価が表示されるグルグルは、チッカーと言います。チッカーが一番近くで見られるポイントにも案内していただきます。
チッカー
↑グルグルの文字の切れ目
上場の鐘
上場の鐘とは、新規上場セレモニーで鳴らされる鐘のことです。
セレモニーでは五穀豊穣にあやかって5回鐘を鳴らします。社長さんはじめ会社関係の方5名が1回ずつ、鐘を鳴らすことが多いそうです。
市場に上場するのは、企業の大きな目標ではないでしょうか?
鐘をたたく時は恐らく、これまでの道のりが走馬灯のように蘇って、さぞ感無量なのだろうと思いました。
新規上場の社長さんではないですが、2021年末には吉沢亮さんが!
吉沢亮さんが2021の大納会に
見学ツアーのガイドさんが、吉沢亮さんお肌ツヤツヤでした!とおっしゃっていました。間違いなくカッコイイですよね、近くで見られて羨ましいです。
↓本物の鐘はたたけませんが、1階の入り口付近に鐘のパネルがあって写真が撮れます。影もあって本物みたいですよね!
株式投資体験
コロナで中止になっていた株式投資体験が、令和4年の夏休みシーズンから再開されています。小学生の高学年から体験でき、これが面白い!
館内見学の後、株式投資体験ブースへ。1000万の所持金を持って、架空の3銘柄を30日間売買する25分間のゲームです。
なんと、その日に集まったメンバーで最終の資産額を競います!
やり方の説明に目を通す間もなく投資体験が開始になりましたが、見ているうちにやり方がなんとなく分かってきます。
私はひそかに憧れているデイトレーダー風に、買ったり売ったりを頻繁に繰り返してみました。手数料も税金も気にしなくていいですからねー。
架空の3銘柄は「自動車」「銀行」「ガス」。自動車メーカーは輸出関連の株、銀行は内需関連の株、ガス会社は自動車会社とは逆で円高が有利になる会社です。いい感じに分散投資、参考になります。
時々「金利が上がりました」「景気が良くなりました」「円高になりました」などのニュースが入り、そのたび株価が大きく動きます。
デイトレーダーの私、小さな利益を重ねつつも後半になって集中力が切れる…というかデイトレードに疲れてきました。
結果、利益は約40万くらい、9人中7位でした(-.-)
因みにこの日は、資産が1,200万になった方が1位、マイナスの方はお1人だけでした。今までの最高は1,500万くらいだそうです。
やっぱりデイトレーダーって疲れるし、思ったほど利益にならないのね…と、貴重な学びを得ることができました。
最後、私の画面には相場の格言として「もうはまだなり、まだはもうなり」という表示が。しっかり心に留めておくことにします。
東京証券取引所でしか買えない兜神社のお守り
東京証券取引所のお土産は、受付そばの自動販売機で購入します。その中に、兜神社のお守りがあります。
兜神社とは、東京証券取引所に隣接する無人の小さな神社で、証券界の守り神とされています。
無人のため、兜神社のお守りは東京証券取引所でしか買えません。
東京証券取引所のお土産の自販機で引き換えカードを購入→受付で引き換えカードとお守りを交換というシュールな体験をしました。
兜神社のお守り
いただいたお守りは白地に金の糸で刺しゅうがされておりとても美しい!
見学ツアーの参加者の中には、このお守り目当てで見学ツアーに参加されていた方もいらっしゃいました。
兜神社の御朱印は日本橋日枝神社で
お守りは東京証券取引所で授与、御朱印はどこにあるのか気になりますよね。
兜神社の御朱印は、同じく東京証券取引所の近くの日本橋日枝神社でいただくことができます。
日枝神社
兜神社と日枝神社の御朱印
兜神社も日本橋日枝神社も、東京証券取引所のすぐ近くです、ぜひ東京証券取引所と共に足を運んでみてください。
まとめ
東京証券取引所の見学は、コロナ禍の現在(2022年8月)自由見学はできませんが、案内付きツアーは開催しています。
しばらく中止になっていた「株式投資体験」も、案内付きツアーの後に体験ができます。
証券史料ホールで経済の歴史に触れ、テレビで見かけるグルグル(チッカー)を間近に見ることもできます。
意外にも、館内に金運スポットがあります。
近くに神社もありますので、取引所見学と神社の参拝をして資産運用の成功を祈るのはいかがでしょうか?ご利益があるはずです!
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