今年は電力の需給ひっ迫がニュースになっています。このひっ迫は一時的なものではなく、まだしばらく続きそうです。また円安により電気代が上がっています。
そのため節電は支出を減らす観点と共に、エネルギーを節約するために誰もが始めないといけないことになってきました。
ここでは電力の節電方法について、持続しやすいこと3つを書きます。
去年までの電力節約法が通用しなくなった
2016年、電力自由化になってから、電力の節約方法として「電気代の安い新電力会社と契約する」「ガスと電力を同じ会社で契約する」というのがありました。
けれど今年はこの節約法が通用しなくなってしまいました。
なぜなら今年に入ってからの原油高、ロシアのウクライナ侵攻をきっかけにエネルギー価格が高騰し、電力会社が電力を安く供給することが難しくなったからです。
エネルギー価格の高騰は、体力のない新電力会社にとってはより負担が大きく、撤退、廃業している企業が出ています。
また電力会社を変えようにも、新規の受付をしていない電力会社も出てきており、電力の節約は自助努力が必須になっています。
とは言え、節約がストレスになってしまうのもよくありません。節電に関して取り入れやすく、効果が持続しやすい節約法をご紹介していきますね。
①電気の契約アンペア数を変更して節約
契約アンペア数によって基本料金が変わります。
アンペア数が低いほど基本料金が下がりますので、必要以上にアンペア数が高い場合は、アンペア数を変更することで電気料金を低く抑えることができます。
ただ、やみくもにアンペア数を下げてしまっては、ブレーカーが落ちるなどの弊害がありますので、適切なアンペア数にしておくことも大切です。
我が家は40アンペアですが、冬にエアコン、オイルヒーター、電子レンジ、湯沸かしポットなどを同時に使うとブレーカーが落ちます。
冬、家族が家にいる日はエアコンの稼働台数が増えるので、電子レンジと湯沸かしポットを同時に使わないようにするなど気をつけています。
東京電力エナジーパートナーのサイトに「我が家のアンペアチェック」というページがあります。アンペア数を選ぶ参考にしてみてください。
我が家のアンペアチェック
https://www.tepco.co.jp/ep/private/ampere2/ampere01.html
②待機電力で節電
テレビ、給湯器、空気清浄機、炊飯器、洗濯機、スマホの充電器…。電源を入れたままのことが多いのではないでしょうか?この「電源を入れたまま」が待機電力です。
待機電力は家庭の中の電気量の5%くらい、一世帯の平均使用量から換算すると、待機電力の電気代は年間6,000円くらいになるそうです。
待機電力にしないためにはコンセントを抜けばいいのですが、コンセントをマメに外すのは意外と力もいりますし面倒にも感じます。
その場合は節電タップの利用がお勧めです。
↑節電タップと言うと、写真のような長い節電タップを思い浮かべるかもしれません。テレビ周りなど家電が集中しやすい場所には適していると思います。
それ以外の場所では、差し込み口が1~2個くらいの小さい節電タップの方が使いやすいかもしれません。
↑正面から見ると1個口に見えますが、下にも差し込み口があり2個口(ノジマで528円)
↑以前ダイソーで買ったもの。(今は廃番になっているかもしれません)
待機電力は、節電効果としては大きくないかもしれませんが「塵も積もれば山となる」です。
この機会に待機電力を減らす仕組みを考えてみるのはいかがでしょうか?
③エアコンで節電
室温調整に欠かせないエアコンですが、まず使う前にフィルターのお掃除を。
そして室外機周りのチェックも忘れずに。室外機の周りに物を置かないようにします。(夏場は直射日光が当たらないように)
エアコンは動き始めに電力を多く使うので、30分~1時間くらい外出の場合はエアコンをつけたままの方が電力を消費しません。
気をつけたいことは、エアコンの状態を整えても室内の温度が変化しやすい状態だと室温調整の効果が下がってしまいます。
室内温度を保つ工夫も必要になります。
エアコンの節電で気をつけたいのはやり過ぎないことです。
なぜなら一番大事なのは体調です。節電を頑張りすぎて体調を崩してしまっては本末転倒です。
資源エネルギー庁のサイトを参考にしました。サイトには家電ごとの節電方法などが書いてあります。参考にしてみてください。
↓資源エネルギー庁のサイトより
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/index.html
まとめ
今年の電力の需給ひっ迫は一時的なものではなく、まだしばらく続きそうです。
節電は支出を減らす観点だけではなく、エネルギーを節約するために、誰もが始めないといけないことになってきました。
昨年までの「電気代の安い新電力会社と契約する」「ガスと電力を同じ会社で契約する」という節約法が通用しなくなってしまいました。
節電を頑張りすぎて体調を崩してしまってはいけないですね。
アンペア数の変更、待機電力、エアコンの室外機周りなどは、一度節電の仕組みを作ってしまうと効果が持続します。
ぜひできることから取り組んで、賢く節電していきましょう!
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